現代文の勉強方法について【共通テスト編】

①評論文

(1)配点について

(2)解き方のコツ

②物語文

(1)配点について

(2)解き方のコツ

③時間配分について


「共通テストの現代文って、どうやって勉強したらいいのか分からない。」

「勉強しても成績が上がらない。」

このように悩む受験生は多いのでないでしょうか?

私自身もこの悩みも抱える受験生の一人でした。

しかし、今になっていえることは

もったいない!

ということです。

実は現代文って、コツをつかめば急激に点数を上げることができる科目なんです!

今回は私が実際に

41点→92点(センター試験現代文)

と得点アップした時に実践した解き方のコツについてご説明します。

 

①評論文

(1)配点について

共通テストの表論文の配点は以下の通りです。

設問1:漢字問題  →  配点10

設問2:読解問題  →  配点7

設問3:読解問題  →  配点7

設問4:読解問題  →  配点7

設問5:読解問題  →  配点7

設問6:表現・構成・展開を問う問題  →  配点12

となっています。

 

(2)解き方のコツ

現代文は、感覚が重要と勘違いされている方が多いのですが、

そんなことはありません。

共通テストに限って言えば、必ず本文中に答えがあり、

論理的に本文を整理することで答えを導きだすことができます。

 

その時に重要なのが、

接続語・筆者の主張

です。

例えば接続語。

順接:▽

逆説:△

要約:=

対比:⇔

マークを本文中に記入します・

【例】

期末試験がありました。なので(▽)私とA子は期末試験の勉強をがんばりました。

しかし(△)私は赤点を取ってしまいました。つまり(=)私は期末の勉強を頑張ったのに、赤点を取ってしまったのです。反対(⇔)にA子は満点を取っていました。

 

このように記号をつけることで、

           期末試験→勉強頑張る

                  ↓しかし

                私、赤点   ⇔   A子、満点

複雑な文章でも、簡潔に整理することができます!

 

特に文章の意味が理解しにくくても、

その文章が逆説だったら

「前の文章と逆のことを言っているんだな。」

要約だったら

「この後の文章で同じ意味のことを言っているんだな。」

など理解するうえでヒントになり可能性が大いにあります。

 

次に筆者の主張についてですが、

これも重要なところなので必ず線を引きましょう!

 

最後に重要な勉強方法が、

音読

です!

※音読に関しては英語の長文読解についてでも紹介しているので以下の記事をご覧ください。

英語の勉強方法について - 元塾講師の受験のアレコレ

 

音読をすることで、

・文章を読むスピードが速くなる

・言葉の意味や読み方、文章の構造を整理できるようになる

という利点があります。

また音読をするときは、接続詞に気を付けて

『頭の中で文章を記号を用いて整理する』

という点を意識して音読しましょう。

 

共通テストは、

正確に素早く読む

という技術が求められるので、以上の点を踏まえて勉強してみてください!

 

②物語文

(1)配点について

共通テストの表論文の配点は以下の通りです。

設問1:読解問題  →  配点8

設問2:読解問題  →  配点8

設問3:読解問題  →  配点8

設問4:読解問題  →  配点12

設問5:読解問題  →  配点14

となっています。

 

(2)解き方のコツ

物語文は評論以上に感覚を求められていると誤解されがちですが、

登場人物の感情

に注意して読み進めることが重要です。

物語文においても評論同様、必ず本文中に答えがあります。

 

そこでまず、登場人物の感情に必ずチェックを付けましょう。

またこの時、で分けることで

登場人物が負の感情なのか正の感情なのかわかりやすくなり、尚良いです!

そうすることで、感情の変化なども明白になります。

 

次に、その感情に変化したきっかけや理由が書かれた文章

必ずチェックを付けましょう。

どんな文章においても共通テストにおいては、

気持ちの変化となるきっかけがあります。

 

そのため、

・感情

・その感情になったきっかけ

を意識して読み進めください!

 

③時間配分について

最後に共通テストの時間配分についてお話しようと思います。

私的おすすめの時間配分は

 

漢文(7分)

↓ 

古文(15分)

評論文(24分)

物語文(24分)

復習(10分)

 

で解き進めることをお勧めします。

また、分からない箇所や心配な箇所はチェックマークをつけておくことで

復習の時間に再度解けるよう工夫しましょう。

 

ですが、科目によって得意不得意もあると思うので、

過去問を解き早いうちに自分なりの時間配分を確立させるのが良いと思います!